地図に残る仕事

インタビュー

T.S.
2021年入社
北海道科学大学
工学部 建築学科
設計部 現寸
図面現寸

会社・仕事について

ワークスタイル形の残る仕事 チームワークを活かす仕事 社会インフラを支える仕事
現在の仕事部署名:設計部 原寸
仕事内容:図面原寸

現在の仕事内容

所属部署は設計部で、その中でも現寸業務を担当しています。
 建築主(施主・発注者)と設計士(設計事務所)の間で作られた設計図には建物の全体が描かれていますが、使用する柱や梁などの鉄骨部材の詳細な形状までは描かれていません(それでは工場での鉄骨製作ができません!)。その設計図がお客様(施工者・ゼネコン)から鉄骨製作依頼として弊社へやってきますので、その設計図を参照しながら、CADと呼ばれる専用ソフトを用い、お客様の求めている鉄骨を製作するためにはどんな材料が必要なのか、何本必要なのか等を考え、工場で円滑に効率よく製作できるよう図面に表現することが私たち現寸担当の仕事です。
 私たちが携わった建物は様々な人が交差し、働き、活躍する場となり、地図に残るものです!そして、周りの人に自慢できる仕事です!
 建物はもちろん鉄骨自体も非常に大きなものですが、製作含め図面の作成も、1ミリ単位で細かく正確な値が求められます。図面の検証や打ち合わせを重ねミスを無くして、工場の方々が製作する際に図面を見たとき、材料のどこにどのような部品が取付くのか、誰が見てもわかりやすい図面作りを目標に作業しています!

この会社に決めた理由

 私は昔から、モノづくりに興味があり将来は建築関係の仕事に就きたいと考えていました。そのため、大学も建築を専攻し、2つのことに着眼しました。それは、日本は地震が多い国だということ、私たちが住む北海道は積雪に伴い、多くの建物が倒壊しているということです。
 鉄骨は、鉄や鋼の「ねばり」によって揺れに耐える構造になっていて工場で大量生産されることで性能が安定する。その上、合掌造りのように雪下ろしに優れた建物が建設できるなどということを学び、様々な可能性があると考え、鉄骨の建物に携わる仕事を選ぼうと思いました。
 そこで、当社の「信頼される鉄骨をつくり続けて」という言葉が目に留まり、「信頼される鉄骨=災害においても安心な建物」に繋がると思い当社を志望しました。
 入社して2年目になりますが、発見の毎日です!向上心を忘れずに作業に取り組んでいます!

当社の自慢

 私が思う当社の自慢はズバリ!事務所と工場が隣接していることです!
 鉄骨を製作するための図面を描いていても、鉄骨を作っているところや完成した物を見ないと分からないことがたくさん出てきます。そこで、工場に行き、実際に鉄骨を見ながら製造の方々に教えてもらうことによって、自分が描いていた図面が立体的に見えるようになり、建物のイメージができてきます!ですので、自身の業務はもちろん、製造部との連携もスムーズに行うことが出来ます。
 また、当社の工場では、5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾け)で働きやすい環境づくりに取り組んでいます。他にも、指差呼称の周知・徹底により安全作業で無事故無災害を目指しています!
 同業他社さんですと事務所と工場が隣接していないことが多いですし、“製作のみ”など一部の取組みのみの業者さんもいらっしゃいます。ですが当社では作図・製作・建設現場での施工管理まで自社にて行っていますので、自慢できるポイントです!

学生へのメッセージ

 コロナ禍により最近まで合同説明会の中止や採用人数の削減など、就職活動への大きな影響があったかと思います。
 そんな中ではありますが第一に言えることは、自分が将来どうなっていたいかを考えてください!ということです。将来のビジョンが見えていないと目標も立てにくく、モチベーションも下がってしまいます。しかし、いきなり10年後とかは難しいと思うので、3年後などの近い将来を考えてみましょう。きっと自分がやりたいこと、自分に合った仕事が見つかると思います!周りの友達が就職活動を終えていても焦る必要はありません。自分のペースで後悔のない就職活動にしてください。
 当社でもコロナ対策を万全に、対面にて会社説明会・工場見学を行っています!興味がある方は是非!将来一緒に仕事ができたらいいですね!